夏になると思い出す。
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線香花火。
ぱっと思い浮かべるのは、ガガガSP。
懐かしい匂いがしました ふと頭から浮かんできました。
ごくごく当たり前の夏の暑さゆえ 僕は気が遠くなりそうです
くだらない自分の存在を想い とりあえず夜道を歩こうと思い、
なんか良いことあるかなと思いながら ふと君を思い出します。
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忙しいあなたと、花火大会を観にいく約束をした。
まだ僕は10代だった。
そいえば今日は隅田川花火大会。
わざわざ東京へ、なんて思いつくわけもなく、地元の夏祭り、黄門祭り。
そわそわわくわく。
あなたの仕事が終わる頃、天気がもたず、雨。
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ベランダから夜空を見ると、ふと昔のことを思い出します。
それが善いのか悪いのかはわかりませんが、とても気分はいいもんです。
僕が君を思い出すのは、本当に好きだからなのか?
それとも今の日々が楽しくないから想い出すのでしょうか?
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「会うだけ会ってよ。」
傘を差して、少し疲れ気味のあなたの顔。
なんとか楽しませたくて。
桜川にかかる橋の下で2人だけの花火大会。
花火が終わったらあなたが帰ってしまう気がして。
この線香花火が終わったら・・・。
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嗚呼 線香花火よ この路地の向こうにいる
あの娘の顔も一緒に照らしてくれないか。この暑い夏の夜に。
嗚呼 線香花火よ 夏休みの最後の夜に
君と向き合ってした線香花火の 僕の火はまだ消えてはいない。
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結局、あなたはほどなくして遠い街へ転勤になった。
2年後、律儀に結婚報告をしてくれた。
「あたしももう若くないしね。」
僕が東北大学に行きたかったのは、あなたがいる街だから、という理由もある。
今でも時折想う、僕がもう少し大人になってからあなたと出逢っていたら。
そしたら、意外とあなたは僕に興味をもたなかったかもしれない。
そんなもんだ。
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いい思い出。
恋に対して淡白な自分だから、そんなことを想う恋は少ない。
そんなことあなたには死んでも知られたくないけれど![]()
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